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生江葉子個展「唄い継ぐこと」始まりました。

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  こんにちは。 生江葉子個展「唄い継ぐこと」初日オープンいたしました。 本日は生江さんもご在廊されております。 何層にも重ねては削りを繰り返した味わい深いマチエールと、その層が織りなす独特の色味が持ち味の生江さんの作品。 画面の向こう側から優しい風がどこかで唄われている小さな声を運んでくるような、そんな気がしてきます。 ひとつひとつの絵にそれぞれの世界観があり、色んな世界が並ぶ様はなんだかパレードのように賑やかでもあります。 しかし不思議とうるささは無く、遠い記憶の中の遊園地を思い出すような、そんな静かな楽しい賑やかさです。 写真と言葉では伝えられないことばかりの生江さんの絵。 ぜひ原画をご覧いただけたら幸いです。 (ですがコロナも心配な世の中です。感染対策はしておりますが、どうぞご無理の無い範囲でいらしてくだされば。) 企画画廊くじらのほね 店主A  未来子

生江葉子個展「唄い継ぐこと」 2020年11月25日(水) - 12月28日(月)

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生江葉子個展 「唄い継ぐこと」 -Yoko Namae Solo Exhibition- 11月25日(水)〜12月28日(月) 10:00〜20:00 火曜定休 作家在廊日: 11月25日(水)・11月28日(土)・12月5日(土)・12月19日(土) *  *  * 生江さんの絵を初めて拝見したのは2年程前でした。銀座での個展だったのですが、展示空間に入った瞬間の風にのった唄が吹き抜けていくような感覚を今でもよく覚えています。 生江さんの絵と言えばその独特な優しい色味と、何層も塗り重ねては削りを繰り返した果ての深いマチエールが特徴と言えるでしょう。 ただ生江さんの作品の最大の特徴は、「絵」という視覚的な芸術作品にも関わらず「音」を感じさせてくるところだと私は思います。 それは誰かが小さな声で口ずさむような、あるいは自然と聴こえてくる生活音のような、そういう耳を澄まさなければ聴こえてこない類の音が生江さんの絵からは聴こえてくる気がするのです。 今回の展示のDMに掲載させていただいた「風のエール」という作品、またDM候補として同時期に預からせていただいた「やさしい時間」、これらの作品を今展の展示作品の中で最初に見たわけですが、そのどちらからも私は「唄」を感じました。仰々しい伴奏も何もない小さな声のアカペラのような、そんな唄が聴こえてきそうな予感がして、今回のタイトルは「唄い継ぐこと」とさせていただいた次第です。 上述のような作品の魅力は、生江さんの長い画業の中で培われた成果と察します。日々脈々と、生活を営む呼吸の仕方で絵を描き、そしてそれをまた次に繋げていく。まるで物語を唄い継いぐかのような、そんな作家の姿が絵の中に浮かぶようです。 展覧会というものは、そうやって作家が織り成してきた唄を作家ではない誰かに継いでいく場なのかもしれません。 生江さんが唄い継いできた物語の最新章、ぜひご高覧ください。 生江 葉子 -Yoko Namae- 【経歴】 1950 年 小田原市に生まれる 1970 年 武蔵野美術短期大学油絵科卒業 1971 年 武蔵野美術短期大学油絵科修了 1975 年 近代美術協会出品 会員推挙 1995 年 近代美術協会委員推挙 2001 年 近代美術協会退会 現在 無所属 東京都在住 【個展】 1995, 97 年 銀座アートプラ

絵との生活の可能性を考える。

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  こんにちは。くじらのほねです。 こちらではお知らせしそびれておりましたが、青木香織個展「かげおくり」、先週展示替えを経て後半に入っております。 気づけば来週月曜日で今展も終了です。 長い会期と思っていましたが始まってしまうとあっという間ですね。 先日行きつけのコーヒー屋のオーナーさんとお話をしている中で、美術館で絵を見る心持ちと画廊で絵を見る心持ちは違うことがある、という話題が出てきました。 「美術館で絵を見るときは、目的が「見る」ことに尽きるけれど、画廊で絵を見るときは気に入った絵と一緒に生活できる可能性を踏まえて見ると見方が変わる」 というような内容だったのですが、これは結構大切なことかもなと思います。 美術館と画廊は「絵を見る場」という点においては同じですが、その先の展開があるのは画廊ならではかと考えます。 美術館では絵と鑑賞者は「見られる側」と「見る側」という異なる立場で終始平行線上ですが、画廊は「見られる側」と「見る側」のふたつが「購入」という事柄で交わり、先の生活を共にすることが可能です。 絵と鑑賞者が一線上に立てる可能性がある点においては、画廊は美術館と異なると言えます。 しかし上記のように画廊の中で、先々の可能性を見据えて絵を見るということができる人はまだまだ少ない印象もあります。 そこは本来画廊がお客さんの見方と意識を少しずつ変えていく役割を担っていると思うのです。 「絵を買う」ことには物的豊かさを超えた、言葉や理屈も必要としない先にある心的豊かさがあります。 それは見る人によっては「無駄」な行動かもしれません。 しかし、その「無駄」が日常の中に穴を空け、隙間風を通し、常に新しい空気を入れ換えてくれると思います。 今度画廊に初めて入る人がいるのなら、「気に入った絵があれば今後一緒に生活できるもの」という認識を頭の片隅に入れて足を踏み入れてみてください。 きっと今までとは違う絵の見方ができると思います。 企画画廊くじらのほね 店主A  未来子

「純度」

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  こんにちは。くじらのほねです。 青木さんの個展のはじめの週は雨が続き、しっとりとした空気の中で潤々と表情や色彩が見えました。 ここのところは爽やかな陽気ですので、また違った表情を見せてくれますね。 わたしたち画廊店主夫婦はもう半月以上、青木さんの作品たちと過ごさせていただいていますが、 いまだにふとした瞬間に、今まで気づかなかった色や表情を見つけたり、絵の存在感に思わずハッとさせられたりすることが多いです。 俗なことばで言えば「飽きない絵」ということにもなるのでしょうが、 絵と暮らすことの醍醐味は、こうやって絵と「会話」ができること。 日々違った表情を見せる絵と出会っていくこと。 絵をとおして、あたらしい自分と出会っていくこと、かもしれませんね。 * 話は変わりますが、画廊のことについて夫婦でよく話しています。 わたしたちの画廊では、「数」や「規模」を求めるのではなく、「純度」を深めていきたいと思うのです。 もちろんできるだけ多くの方に、作家さまや作品のことを知ってもらうこと、足を運んでいただくことは大事なことですが、 それよりもわたしたちが大切にしたいのは、作家さまや作品たちにどれだけ寄り添った展示ができるか、ということ。 もちろん、作家さまも画廊も、皆それぞれのかたちで、生活を、人生をかけて仕事をしています。ですから作品をお迎えいただくことは、ほんとうに有難いこと。 だけれども、ガツガツした押しの強い接客や、作品よりも学歴や受賞歴で説得したり、作品をただの「商品」として扱うことは、わたしたちにはできません。 作品と、出会って欲しい。 わたしたちは、ご来場いただいたお客さまが静かにじっくり、きちんと作品と出会える場をつくりたいなと思うのです。 そんな場の「純度」を深めたいなと、思うのです。 もちろん、観るだけでもいいのです。 ただ一枚でも、ほんとうに心惹かれる作品と出会えたなら、 その出会いこそがあなたの人生の宝物です。 作品たちにぜひ、会いに来てくださいね。 本日もゆるりと、お待ちしております。 企画画廊くじらのほね 店主B  洋平 *** 青木香織個展「かげおくり」 2020年10月10日-11月16日 10:00~20:00 火曜日定休 11月4日より一部作品入れ替えがあります。 Web Gallery 公開中です◎ https://www.galler

2020/10/22

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こんにちは。くじらのほねです。 青木さんの個展も十日が過ぎ、作品たちも画廊のなかで色々な表情を見せてくれるようになりました。 ときにポジティヴではない感情や、記憶。 激しい黒の渦は、重く重く目に写ることもあるかもしれませんが、 ”冷ややかさ”や”拒絶”を感じたことはありません。 少々大袈裟かもしれませんが 作品の前に立つわたしたちが、様々に抱える心の様相を 「そのままでいい」と無言で頷いてくれるような またあたたかな夜風のような 祈りにも似た影と光が、画面の奥で雲のように雨のように 静かな音を鳴らしています。 * さて、そんな作品たちにぜひ会いに来ていただきたいところではございますが、 遠方のお客様などへも、無理にとは言えないこのご時世です。 Web Galleryを開設しておりますので、もしよろしければご覧くださいませ。 くじらのほねHP 画像ではなかなか作品の纏う空気をお伝えすることができませんが、 せめてその片鱗に触れていただけたらとおもいます。 企画画廊くじらのほね 店主B 洋平 *** 青木香織個展「かげおくり」 2020年10月10日-11月16日 10:00~20:00 火曜日定休 10月10日・11日・12日作家来廊予定(他日はWebにて随時告知) 企画画廊くじらのほね 〒260-0044 千葉市中央区松波2-7-10 メゾンマイネ102号 ℡:070-3191-4572 mail:gallery.kujiranohone@gmail.com

2020/10/14

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  おはようございます。くじらのほねです。 オープン日以来の更新となります。 とてもありがたいことにオープンしてからの3日間、ブログを書く暇もないほど多くのお客さんがいらしてくださいました。 なかなか一人一人とお話できない時間帯もあり、申し訳なさもありますが嬉しさでいっぱいでもありました。 みなさまのおかげで素敵なスタートダッシュが切れたと思います。 本当にありがとうございます。 まだまだ無名の画廊にも関わらず、こんなに多くの方にお越しいただけたのも一重に青木香織さんの魅力がそれだけ素晴らしいものであるということでしょう。 本当にすごいな、とただただ圧倒されて感心するばかりでした。 くじらのほね唯一のオープニングという展示を、青木香織さんの個展で飾れたことを本当に光栄に思います。 青木さん、ありがとうございます。 オープンしてからの3日間を過ごして、昨日は定休日だったのですが、ずっと澄んだ作品たちの空間で実に様々な人たちと沢山お話させていただいたためなのか、なんだかとても透明な心持ちで休日を過ごしました。 絵を介して人と話すと、良くも悪くも人の本音が垣間見える気がします。 絵が見る人の本音を引き出すような、そんな場面が何度かあり、こちらも本音でお客さんと向き合ってお話させていただいておりました。 「絵を売る」という接客は私たちが今まで経験してきた接客とはどこか違い、本音と本音のぶつかり合いでもあるのかもしれない、と感じます。 今日は青木さんはご不在ですが、作品たちは変わらず凛として佇んでおります。 ぜひ会いに来てください。 お待ちしております。 企画画廊くじらのほね 店主A  未来子

はじまります。

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こんにちは。 ここ最近雨降りですね。ですが台風が進路を変えてくれたので、そんなに嫌な雨ではなくなってきた気がしております。 本日より企画画廊くじらのほねは正式にオープンとなります。 改めてみなさまよろしくお願いいたします。 オープニング展の青木香織個展「かげおくり」は設営段階の時点で「すごく良い展示になりそう」ととてもわくわくしておりました。 お陰様で素晴らしい展示空間を用意することができました。 オープニング展という旅立ちの時からこんなに素敵な展示に恵まれて、画廊として本当にありがたく思います。 ぜひ青木香織さんの作品に会いに来てください◎ お足元悪いと思いますので、お越しの際はお気をつけて。 みなさまにお会いできるの心よりお待ちしております。 *** 青木香織個展「かげおくり」 2020年10月10日-11月16日 10:00~20:00 火曜日定休 10月10日・11日・12日作家来廊予定(他日はWebにて随時告知) 企画画廊くじらのほね 〒260-0044 千葉市中央区松波2-7-10 メゾンマイネ102号 ℡:070-3191-4572 mail:gallery.kujiranohone@gmail.com ※作品に関するお問い合わせは10月10日以降でお願いいたします。 ※会場での接客優先になりますので会期中は電話・メールにすぐお応えできないことがあります。ご了承ください。 *** 企画画廊くじらのほね 店主A  未来子